日野原重明 真の希望
★富めるときの
私たちの希望は
財産や名誉など
外なるものへの欲望となる。
人が外にもつもの
それをもって
人は死ぬことはできない。
人は生まれた時には
裸の手にはなにも
持っていなかったのだ。
真の希望は心の中に抱くもの
その希望の一部を
望みを失った友に贈ろう。
★生きがいとは、
自分を徹底的に
大事にすることから始まる。
※自分を大好きな人なら
他者も愛せる。
★私たちの身体は土で
できており、
身体は早晩、土に還る。
私たちは、
この土の器の中に、
はかりしれない宝を
入れることが出来る。
私たちの寿命は、
土の身体に何を容れるかを
模索することで費やされる。
器は器のためにあるのではなく、
中に何ものかを容れるため
にあるからである。
※どう「ある」べきか。
どんな人物になりたいのか。
これが幸せの原点。
★自分のためにでなく、
人のために生きようとするとき、
その人は、もはや孤独ではない。
★なんと言っても、
人が人に与える最高のものは、
心である。
他者のための「思い」と
「行動」に費やした時間、
人とともにどれだけの時間を
分けあったかによって、
真の人間としての証がなされる。
※俺はどれだけ他者の為に
生きているのか・・・
深く反省する。
★多くの人々は自分の財産や名声や
地位を得るために全力投球している。
それなのに、財産やお金よりも大切な、
自分の命のために
全力投球している人は少ない。
なぜ、その大切な命のために、
時間と財産を提供しないのか、
そうして安全に確保された命を
思いきり有効に使おうとしないのか。
自分の命を
自分で格調高く保つための勉強を、
めいめいがもっとしなければならない。
※命あっての幸福、貢献である。
自分の命がなくなるということは、
自分の命を他の人の命の中に
残していくことである。
自分に与えられた命を、
より大きな命の中に
溶け込ませるために
生きていくことこそ
私たちが生きる
究極の目的であり、
永遠の命につながる
ことだと思う。
※あなたには、
自分の魂を溶け込ましたい相手がいるか・・